バラエティ番組で見かけない日はないほど、テレビ界に欠かせない存在となっているやす子さん。
元自衛官という異色の経歴と、癒し系のキャラクターで人気を集めやす子さんの「はい〜!」という返しは今や誰もが知る定番フレーズとなっています。
芸歴わずか数年でブレイクし、やす子さんは今や好感度の高い芸人として幅広い層から支持されています。
しかしその一方で、出演番組での言動が思わぬ炎上につながったこともあり、「やす子さんはなぜ人気なのか?」「嫌われる理由はあるのか?」といった声が聞かれることも。
この記事では、やす子さんの人気の理由から炎上エピソードまでを総合的に解説していきます。
やす子はなぜ人気?

やす子さんが人気を集めている理由は、唯一無二のキャラクター性と誠実な人柄にあります。
やす子さんの代名詞でもある「はい~!」という合いの手は、本人いわく「昔から何でも“はいはい”って従ってきたイエスマンだったから生まれた」とのこと。
自分の性格をそのままネタに取り入れた、等身大の表現なんだそうです。
やす子のブレイクのきっかけ
やす子さんがブレイクするきっかけとなったのは、2021年元日のバラエティ特番『ぐるナイおもしろ荘』で3位入賞という結果と、元自衛官としての経験を活かしたユニークなネタと人懐っこいキャラクターが視聴者に強烈な印象を与え、一気に注目を集めました。
やす子さんは1998年生まれ、山口県出身。
母子家庭で育ち、児童養護施設を経て陸上自衛隊に入隊。
その後お笑いの世界へと進んだ異色の経歴は、数々の苦労を乗り越えてきた努力の証でもあります。
やす子さんの「はい〜」という口癖や天然で愛される言動は、お茶の間に笑いと癒しを届け、多くの視聴者の心を掴みました。
ブレイク以降もその勢いは止まらず、今ではバラエティ界に欠かせない存在となっています。
やす子をテレビで見かける理由:出演している番組総数など
やす子さんがテレビで頻繁に見かけられるのは、圧倒的な出演数とジャンルの広さによるものです。
やす子さんの人気は、バラエティ番組だけにとどまらず『ヒルナンデス!』『ぐるナイ』『サンデー・ジャポン』などの情報番組や、ドラマ、チャリティ特番、クイズ番組、CMさらにはアニメの声優など多ジャンルにわたる出演が特徴です。
やす子さんの番組総出演数:
- 2022年:143本
- 2023年:295本
- 2024年:365本
- 2025年:上半期(1~6月)206本
やす子さんが人気を集めるもう一つの理由は、Xでの発信力にあります。
番組出演情報や日常の出来事をこまめに投稿しており、その人懐っこい言葉選びや真面目な姿勢がSNS上でも親しまれていて特に主婦層に人気があります。
テレビでの露出とSNSでの双方向の発信により、やす子さんの存在感は一層高まり、ブレイク後も継続して多くの番組に起用されているのですね。
やす子が人気の理由7選

やす子さんがこれほどまでに人気を集めている理由は一言では語り尽くせませんが、今回は特に多くの人から支持されているポイントを7つに絞ってご紹介します。
- 元自衛官という異色の経歴が強いインパクトと安心感を与えた
- 「はい〜」などの癖のある口調と癒し系なキャラクターで親しまれている
- 情報番組からバラエティ、ドラマ、声優、CMまで出演ジャンルが非常に幅広い
- SNS(特にX)での発信が活発で、ファンとの距離が近い
- 堅実な金銭感覚や恩人・家族思いな人柄が好印象を与えている
- ファンの方から街で声を掛けられると、『いい1日になりますように』と言う
- 誰にでも礼儀正しい
やす子さん自身は、根暗で人見知りであると自己分析していて、芸人の姿とギャップがあるからこそテレビでのイメージや周りを暗くさせないように気を遣っているということがわかります。
自分が求められていることは、周りを明るくすること。前述の『おしゃれクリップ』で、やす子が「ピッカピカの太陽みたいな芸人になりたい」と口にしていた
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やす子が一部で嫌われている理由5選

やす子さんは幅広い世代に人気を集める一方で、一部の視聴者からは否定的な声も上がっています。
SNSやネット掲示板などで見られる「嫌い」「苦手」とされる理由には、以下のような傾向があります。
ネット上では否定的な意見が拡散されやすい傾向がありますが、やす子さんのXフォロワー数75万人超えなところもみると好意的な声の方が圧倒的に多いとの見方もあります。
理由1.芸風やキャラが「しつこい」「うるさい」と感じられている
やす子さんの代名詞ともいえる「はい〜!」の返しや、迷彩服姿での登場スタイルが印象的である一方、「繰り返しすぎて飽きた」「しつこく感じる」といった声が一定数存在します。
番組やCMで何度も目にすることで、視聴者の中には“キャラ疲れ”を起こすケースもあるようです。
理由2. ネタやトークに対する否定的な評価
「芸人としての実力が感じられない」「トークが素人っぽい」「番組でのコメントが不器用」といった意見も見受けられます。
やす子さんのトークスタイルは親しみやすさが魅力である一方、テンポの遅さや空気の読みづらさが気になるという声もあります。
理由3. 過度な露出による“ゴリ押し感”への反発
テレビやCMへの出演が急増したことにより「またやす子さん?」「最近どこでも出てる」と感じる視聴者もいます。
起用の多さから“ごり押し”との印象を持たれ、「人気というより事務所の戦略では?」といった見方がされることもあります。
理由4. 共感性羞恥を感じる視聴者の存在
「見ていてゾワゾワする」「共感性羞恥がつらい」といった声も少なくありません。
天然でポンコツなキャラや、空気を読まずに場面を乱してしまうように見える瞬間が、視聴者の“恥ずかしさ”を誘発してしまうことがあります。
理由5. 炎上・発言への批判
過去には災害ボランティアに関する発言が「軽率だったのでは」と物議を醸し、「被害者ムーブだ」とする批判的なコメントもありました。
このような場面が記憶に残っている視聴者からは、一定の反発が継続的に見られます。
やす子の炎上エピソードと真相

癒し系のキャラクターとして知られ、めったに炎上しない印象のあるやす子さんですが、芸人として強めのツッコミや、普段のイメージとは異なる発言が出た際には、驚きや違和感を覚える視聴者も一定数いるようです。
そうしたギャップに対する反応が、時に批判的な声として現れることもあります。
過去の炎上事例まとめ
これら2つのエピソードについては、やす子さん自身に大きな非があったというよりも、あくまで番組の企画や演出に沿った中での言動だったと考えられます。
そのため、視聴者としてはそれをやす子さんの本心だと早合点せず、冷静に受け止める姿勢も大切ではないでしょうか。
やす子さんの炎上エピソード①|災害ボランティア発言騒動
やす子さんが炎上したきっかけは、2024年1月に発生した能登半島地震についてのテレビ番組での発言でした。
元自衛官としてTBS『サンデー・ジャポン』に出演した際、「一般の方は被災地にボランティアとして行かないでほしい」とコメントしたことが、SNS上で賛否を呼びました。
やす子さんはその理由として「現地の宿泊や燃料が限られている中で、一般人が入ると逆に迷惑をかけてしまう」と説明しており、「今できる支援は募金や祈り」と呼びかけました。
しかし一部の視聴者からは「善意を否定するような言い方だ」「ボランティア不足の原因になったのでは」などの批判が寄せられ、炎上状態に。
やす子さん自身の考えというよりも、実情に即した冷静な意見だったことが後に明らかとなっています。
やす子さんの炎上エピソード②|ドッキリ企画での発言が波紋を呼ぶ
2025年、やす子さんが『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』に出演した際の言動をめぐって、視聴者の間で炎上騒動となりました。
預かった犬が逃げたという大捜索型ドッキリで、やす子さんは動揺しながらも本気で犬を探す姿を見せましたが、途中で「けど!」と怒鳴るような口調を見せたり、スタッフに対して「お前ら、バカ3人衆じゃん」と言い放つなど、強い物言いが放送されました。
この様子に対し、SNS上では「本性が出た」「怖かった」「けんか腰で感じが悪い」など否定的な意見が噴出しました。
今回のドッキリは、「ペットから一瞬でも目を離すとどうなるか」という注意喚起を目的とした坂上忍さん発案の企画でした。
命に関わるような緊張感のある設定だったため、視聴者の感情が過敏になりやすい状況でもありました。
さらに、途中でドッキリに気づいたやす子さんの言動も重なり、企画の本来の意図を見落とした一部の視聴者から批判が集まってしまった面もあるようです。
やす子さんは翌日、自身のSNSで「真剣に見た方からの誹謗中傷がひどい」と投稿し、傷ついた心境を明かしましたが、その投稿は後に削除されています。
まとめ
やす子さんがこれほどまでに人気を集めている背景には、唯一無二のキャラクターや真面目な姿勢、そしてどんな状況でも全力で向き合う姿勢があります。
一方で、やす子さんの素直な反応や強めの言葉が、一部の視聴者には意外に映り炎上につながったケースもありました。
ですが、それらは多くが番組の演出や企画によるものであり、やす子さんの本心とは異なる可能性も高いといえます。
今後もやす子さんが持ち前の誠実さと明るさで、さらに多くの人に愛される存在となっていくことは間違いありません。
やす子さんの今後の活躍にも注目していきましょう!